日本人とルノアール
日本には「銀座ルノアール」という喫茶店がある。会議室を設けるなど、かなり大規模なチェーン展開をしており、1989年には業界で初めて株式の店頭公開をおこなっている。この喫茶店は画家のピエール・オーギュスト・ルノアールの洋画のレプリカを多く展示していることでも知られている。
ピエール・オーギュスト・ルノアールはフランス中南部のリモージュで生まれた。3歳の時、一家でパリに移住し、13歳で磁器の絵付職人となる。しかし、当時のフランスでは産業革命、機械化の影響で、伝統的な磁器絵付けの仕事は減少していた。このため職人としての仕事を失うこととなったルノアールは画家を目指した。
ピエール・オーギュスト・ルノアールとその息子で映画監督であるジャン・ルノアールは、日本でも有名な親子である。二人の功績をまとめて紹介するというような展覧会も実施されている。偉大な父親は知っていても、息子の映画を観たことのある人は少ないだろう。こうした機会に観てもいいだろう。